中国四川料理を日本に広めた第一人者として知られる「陳建民」氏が初代オーナーシェフとして誕生した「四川飯店」、その後「料理の鉄人」などで一躍有名になった長男「陳建一」氏が2代目オーナーシェフとして就任、日本全国に四川飯店の名を広めることとなりました。
新潟には新潟市のメディアシップと村上市の瀬波に店舗を構えています。総料理長の斉藤氏は「陳建民」氏から教わった味を守りながら鉄人「陳建一」氏の新しい味も取り入れているとのこと。
こちら「四川飯店 村上」は日帰り温泉施設「龍泉」と併設されており、建物内でつながっているのでどちらからも行き来ができるそうです。店内はとても広く席数100席以上!個室も多数用意されています。^^
温泉に入った後、本格中華料理なんか最高ですよね。♪
駐車場もとても広く80台も止められます!あの「杭州飯店」の駐車場より広い!
メニューめっちゃ多いので麺類の部分のみ掲載します。^^;詳しくは公式ホームページにてご確認ください。
いわゆる麻婆麺が2種類あって、普通の「麻婆豆腐入りスープそば」¥880と、辛めの「陳麻婆入りスープそば」¥990があります。
おススメはもちろん「陳建民」「陳建一」直伝の陳麻婆入りスープそばです!
間違えやすいのですが「陳麻婆豆腐」の「陳」は陳親子の陳ではなく陳婆さんのこと。
清の同治帝の治世(1874年以降)に、四川省成都の北郊外の万福橋で陳興盛飯舖という食堂を営む陳婆さんがある日、油を運ぶ労働者が陳婆さんの店の向かいの肉屋で僅かばかりの肉を買い陳婆さんの店に持って行って「桶に少し油が残ってるから肉を炒めてなにか料理を作って欲しい」と言われたので看板メニューの豆花飯(豆花とはにがりで固まる前の柔らかい豆腐でこれを飯にのせ辛いタレをかけたもの)に油で炒めた肉を唐辛子、豆鼓、花椒などの調味料などで味付けし、それを豆花飯の上にかけたものが陳麻婆豆腐の発祥と言われています。
この麻婆豆腐は成都の名物料理として広まり、陳さんの味を受け継いだお店は現在もなお、成都で「陳麻婆豆腐」という屋号で営業しており、日本にも支店があり東京都、神奈川県、愛知県などで食べる事ができます。
本格的な中華料理店で「陳麻婆豆腐」と名付けられた麻婆豆腐を見かけることがありますがこれのことなんです。^^
陳麻婆入りスープそば ¥990
全トロではなく本格中華料理で出される中華スープに麻婆餡を乗せたタイプです。
辛いの苦手な人でもいただける普通の「麻婆豆腐入りスープそば」と、陳先生直伝の「陳麻婆入りスープそば」がありますが、おススメはこちら「陳麻婆入りスープそば」です!キッパリ
メディアシップの「四川飯店」では麻婆麺がないのにこちらでは2種類もあるのです!
※3年前に行ったきりなのでその後メニューに加わっている可能性あり
そもそも陳麻婆豆腐って何?
こうなりますよね?(;^ω^)
先ほど説明した「陳婆さん」が作った麻婆豆腐のことなんですが、麻婆豆腐の発案者とでも言いましょうか、麻婆豆腐の母とも言える方が考案した料理がその後、全世界へと広がった「麻婆豆腐」なのです。!
陳婆さんのお店「陳麻婆豆腐」と言う店が中国にあるんですが、日本にも暖簾分けを許されたお店が10店舗ほどあるそうです。
その陳麻婆豆腐を日本人向けにアレンジして作ったのが鉄人「陳建一」氏で自らプロディースした「陳建一麻婆豆腐店」というお店もあります。
麻婆豆腐を作ったのが「陳婆さん」、日本に四川料理を広めたのが「陳親子」と覚えておくといいですね。^^
どっちも「陳」(ちん)だからややこしくなるんでしょうね^^;
うまい!
新潟の麻婆麺を食べまくっている主人がベタ褒め!
普段、汁なし派なんですがスープまでキレイに平らげました。!
私も食べてみましたが、唐辛子の辣(ラー)と四川山椒の麻(マー)が効いた、まさに四川の麻婆といった感じでした。♪
辛さはまぁまぁな辛さですが私的にはちょうどいい辛さ、とにかくバランスが素晴らしかったです。
これならスープそばもアリです!
スーラータンメン(小盛り) ¥920
酸辣湯麺(スーラータンメン)って結構いろいろなお店で食べましたが、一番食べやすかったとおもいます。
酸味が強すぎず、程よい感じで好印象でした。^^酸味と辛味のハーモニーがたまりません!
酸味、辛味、塩分、旨味、などのバランスが抜群!
さすがです!
こちら期間限定で出されているそうなので食べたい方は公式ホームページでチェックしてから伺ってください。
細めの中華麺、スープとも相性抜群でスープと一緒にいただくのがGOOD(^^)/
こちら小盛りで、中盛りはいきなり500円も高くなります。!中盛りはシェアして食べる感じでしょうか?本場、中国では残して帰るのが普通だと言うので残すことを考えて多めにしているのでしょうか?
この辺、日本風でいいかと思いますがいかがでしょう?(;^ω^)
食後はデザートのタピオカ入りココナッツミルクと温かいジャスミン茶をいただきました。♪
他にもいろいろ中華デザートが用意されていますよ~♪
全部美味しかった~~♪
ここお気に入りに決定!
遠いけど、またお邪魔したいです。^^
四川飯店 村上
電話:0254-52-0311
住所:新潟県村上市瀬波温泉2-2-25
営業時間:[月~金]11:00~15:00(L.O.14:00)
17:00~22:00(L.O.21:00)
[土・日・祝]
11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:無休
コメント
プーちゃんママさん、こんにちは(^^)v
四川飯店と言えば超有名な中国料理店ですよね。
メディアシップがまだホテルミナミだった頃、1度だけお邪魔した事がありました。
干焼蝦仁(エビチリソース)を日本人の口に合うようにトマトケチャップを最初に使ったのは、陳建一氏の父、陳建民氏だそうです。
ちなみに中国料理と中華料理の違いですが、中華料理は日本発祥の中国料理で、焼き餃子やラーメン、天津飯などで、中国料理は中国で食べられている料理だそうです。
中華料理の華は菜の意味で、菜は『おかず』を意味するそうです。
昔、東華楼で働いていた友人からそう聞いた記憶がありました。
トッキィさんへ
メディアシップで食べるのもいいけどちょっと遠いけどドライブがてら^^;と思い
行ってみましたが美味しいですね~。席も周りが気にならないしリピート決定です。(いつか^^:)
陳建民氏のおかげで美味しくいただけて広まったのでしょうね。
東華楼は今でも頑張っていますが昔の東華楼好きでしたね。当時は珍しいけどリーズナブルで色んなメニューを
食べてみました。中国料理って意外と日本人は好きだと思います。(日本人向け)
トッキィさんは詳しいのでお勉強になりますねー^^
しかもホテルミナミの頃食べてるなんてすごいです。
「華」は文化が進んでいるの義) 世界の中央にあって最も文化の進んでいる国の意。特に、黄河流域に古代文明を築いた漢民族が周辺諸民族を東夷(とうい)・西戎(せいじゅう)・南蛮(なんばん)・北狄(ほくてき)と呼ぶのに対して、自らを世界の中央にあって最も開化している民族であると自負していった語。また、その居住する地域。中国。中夏。
※本朝麗藻(1010か)下・和高礼部再夢唐故白太保之作〈具平親王〉「中華変雅人相慣、季頽風体未レ訛」 〔蜀志注‐諸葛亮伝〕
② 「ちゅうかりょうり(中華料理)」「ちゅうかそば(中華蕎麦)」などの略。
※汚れた英雄 黄金篇(1968)〈大藪春彦〉再会「まだ、一度も本式の中華を食べたことがないの」
③ 「ちゅうかまんじゅう(中華饅頭)」の略。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「南京桜に水仙巻、ちうか、いが餠うぐひすもち」
オヤジさんへ
「華」についての説明ありがとうございます^^
難しい内容ですがウイキペディアなど色々調べながら自分なりに解釈しています。
簡単にまとめられませんが中華が世界の中心にある文明の地。「華」は漢民族は文化が高く中心にあると自負している。
そー言えばこのような内容を説明してる中華料理のアニメがあって前に見ていました。
文化が深くて歴史が立派ですね。(*‘∀‘)